相談事例

就労支援員と求人開拓先との信頼関係によりタイミングよく本人の希望にかなう就労に繋がった事例

今回の相談事例

就労支援員と求人開拓先との信頼関係によりタイミングよく本人の希望にかなう就労に繋がった事例

経緯

高津区在住。70代の女性。以前は埼玉県に居住し、地元の総合病院で看護助手、検査室等の業務に20年以上従事していたが、夫の死を契機に退職。同時に高津区の長男世帯の近隣に転居、単身にて居住を開始。家賃等の生活費を確保するため、知人の紹介で東京都内の和食店にて調理補助の仕事に就いたが、帰宅が毎日終電頃となり、体力的に厳しく継続が難しい状況にあった。日勤の仕事へ転職し、自身の就労収入で生計を維持したいが、高齢であることが主な阻害要因となり、なかなか仕事が決まらないとして来所。

支援内容

現住居の近辺にて、就労経験のある看護助手や調理補助の求人を探し、事業所へ積極的に問い合わせを行ったが、看護助手については年齢的に厳しい状況にあった。そのため調理補助の求人を中心に探すこととした。少しでも経験を活かせるよう、同じ調理補助でも飲食店ではなく、福祉施設の調理補助の求人案件を主として事業所に問い合わせを行い、2つの事業所での面接の設定に至った。

現状

会社Aは面接直前に他の方に採用が決まってしまったため、会社Bにて書類選考を経て、面接を受けることとなった。今までの経験も評価され、採用が決定したものの、新規に開設されたばかりの施設の求人であったため、勤務開始時点では入居者が少なく、勤務日数、勤務時間が少なくなってしまう状況だった。そのため、シフト増に関し交渉を行う予定だったが、だいJOBセンター支援員に、会社Aから以前の応募先とは異なる施設で求人を行っているとの情報提供をいただいた。本人に連絡したところ、即日面接を受けられることとなり、本人の希望どおりの勤務日数、勤務時間にて就労が決定、生活維持が可能な収入が得られる見込みとなった。今後は定着支援を実施していく予定。

高齢であることが阻害要因となり、ひとりでは転職先が決まらない状況にあった

課題

就労はしているが、毎日帰宅が終電頃となり、体力的に厳しく継続が難しい状況にあったため、日勤の仕事への転職を希望。高齢のため転職先が決まらない。

支援内容

就労支援員が本人の経験を踏まえ、積極的に求人開拓を行った。看護助手と調理補助の経験を活かすため、福祉施設の調理補助の求人案件を中心に事業所に問い合わせを行い、2つの事業所での面接を設定した。

現状

当初採用された会社Bでは労働条件が折り合わなかったが、会社Aとも関係を継続していたため、より本人の希望にかなう別の求人を紹介することができた。今後、定着支援を行っていく予定。

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