今回の相談事例
定年退職後、フルタイムで再就職を果たし、国民健康保険・市民税滞納の返済計画も立て、家計改善した
経緯
川崎南部地域在住の60代男性。ハローワークで就職活動するも、年齢に見合った案件が少ないため就労出来ずにいた。市政だよりに掲載されていた、高齢者の求人を開拓するしごと応援事業の案内を見て、就労相談で来所。また、家計管理に問題があり、年金の納付期間も未確認であった。国民健康保険料と市民税の滞納があることも判明した。
支援内容
早期の就職活動として、しごと応援事業を活用して就労先を探し、一か月後、警備業に決まりフルタイムでの就労を開始した。また、その間に年金事務所へ窓口同行をし、納付期間を調べ10年間の納付期間があることが判明したため、短縮年金を申請し、年金が受給出来ることとなった。国民健康保険料と市民税の滞納もあったため、保険年金課、市税事務所の窓口同行をおこない、返済計画を立てた。さらに家計表をつけ収支のバランスを把握できるようにするとともに、モデル家計表の提示をセンターから行い、一か月に使っている必要経費を割り出した。その結果、毎月滞りなく返済出来ている状況になった。
現状
継続して滞納の返済をおこなっている。警備業にも慣れ、長期間就労が出来ている。一か月の収支のバランスが保たれており、家計改善が果たされた。
経済的に苦しい状態であったため早期就労をする必要があり、滞納の詳細を明らかにしたうえで、返済計画を作成することが急務であった。
課題
世帯収入を増やすために、フルタイムで働ける就労先を探す必要があった。また、家計の把握が行われておらず、年金加入期間は不明だったほか、国民健康保険料、市民税の滞納もあった。
支援内容
現在の家計状況を確認するため、督促状や年金手帳などを持参してもらい正確な現状の把握をおこなった。また、しごと応援事業を活用して、フルタイム就労が出来る就労先を探し、求職活動をおこなった。
現状
警備の職場の環境にも慣れ、順調に就労している。併せて受給資格を得た年金収入が得られるようになった。その結果、返済計画どおりに、国民健康保険料、市民税を支払えている。
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