相談事例

パート就労しているが、債務の支払いが多く、また生活費の必要な節約が出来ず、生活が困窮している事例

今回の相談事例

パート就労しているが、債務の支払いが多く、また生活費の必要な節約が出来ず、生活が困窮している事例

経緯

川崎市南部地域在住。60代男性。単身世帯。平成21年より運輸業仕分けパートに従事。カードの債務、親類より借りている債務の返済と生活費の浪費が家計を圧迫。家計管理がうまくいかないと相談に来所。

支援内容

「年金の繰上げ受給を検討したいが、どうか」とのことで、年金事務所に同行して65歳での受給金額、繰上げ受給をした場合の金額を一緒に確認した。企業年金の証書も持ったままであるが、手続きなどはどこに何をしていいのか分からないとのこと。そこで、書類にある連絡先に連絡をするよう伝えた。また、家計を把握していないため、1月のレシートを集め家計の見直しを提案し、実施してみることとなった。

現状

年金の繰上げ受給に関し、本人が検討して受給することを決めた。誕生月を迎えたら、手続きを行なうとの事。企業年金は手続きをして、一時金が振り込まれた事を確認した。手続きが無事に終わったことで、安心した様子であった。家計の見直しは今までコンビニで買っていた食材を、生協の利用をはじめるなどして支出を抑えることが出来た。債務に関しては、カードの債務は企業年金の一時金で残債を整理するとの事。親類からの債務は、年金の繰り上げ受給が出来たら、少しずつ返済していくとの事だった。もともと持ち家であったことから、債務返済の目途も立ち、支出を減らせたことで、パート就労で月々のやりくりが出来るようになった。

仕事はしているが、家計管理がうまくいかず、債務もあり生活困窮してしまった。

課題

就労はしているが、収入として入ったものは全て使ってしまっており、貯金にまわせていない。家計の把握ができていない。企業年金の手続きや老齢年金の繰上げ受給の確認もどうしたらいいのか分からない。

支援内容

レシートを集め、家計を見える化し、本人の気付きを促すことで、節約できる部分を一緒に考えた。年金事務所へ同行し、老齢年金受給時の金額の確認を行なった。企業年金は本人より連絡するように促した。

現状

家計の把握と共に、節約できるところの改善を本人が行なった。 老齢年金は繰り上げ受給をすることを決め、時期がきたら本人が手続きをする。企業年金は連絡をして一時金の受給に至った。

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