節約の壺

十の月【固定費を見直そう】

十の月【固定費を見直そう】

支払っている料金を把握しないままつい放置状態に・・・
見直してみると固定費はもっと下げられそうです。

固定費の見直しをしてみよう!

通信費

通信費は見直しの1番手

最近浸透している格安SIMカード。SIMカードとは携帯電話(スマホ)に入っている小さなチップで、契約者を識別する契約者情報が記録されており、大手携帯会社が提供するSIMカードに対し、大手以外のカードを格安SIMカードと言います。
格安SIMカードを使うと通信費が安くなる理由は、独自の回線を持たない代わりに大手の回線を借りて携帯サービスを行っているからで、電話の質やネットの速度などに差はありません。使用の条件がありますので、既に携帯・スマホをお持ちの方、これから持つ予定の方も、格安SIM販売店でお尋ねください。
なお、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方は、携帯電話の月々の基本使用料や各種サービスの月額使用料が割引になります。サービスが異なりますので、詳しくは各事業者へお問い合わせください。

リボ払い

「リボ払い」は便利なようでリスクもある!

クレジットカードで大きな買物をした際、お店の人からリボルビング払い(以下リボ払いと表記)を勧められるときがあります。テレビCMでもさかんに宣伝されるリボ払い。ここで一度仕組みをおさらいしましょう。

分割払いとリボ払いの違い

クレジットカードには翌月一括払いのほか、2回の分割払い、ボーナス1回払い、3回払い以上の分割払い、そしてリボ払いが選択できます。通常、2回の分割払いとボーナス1回払いには手数料は発生せず、3回以上の分割払いには発生します。一方リボ払いは、毎月ラクに払える一定額の返済をしながら、その残金に対する手数料も併せて返済します。つまり、返済期間が長ければ長いほど手数料の総額も高額になるという仕組みです。

  • 例:60,000円(税込)のスーツを年手数料率15%で購入した場合の返済額比較
  • 一括払い 10月購入⇒11月 60,000円(以下赤字=返済額)
  • 分割2回払い 10月購入⇒11月 30,000円 / 12月 30,000円
  • 分割3回払い 10月購入⇒11月 20,750円 / 12月 20,500円 / 1月 20,250円
  • リボ払い(毎月1万円) 10月購入⇒11月 10,750円 / 12月 10,625円 / 1月 10,500円 / 2月 10,375円 / 3月 10,250円

リボ払いの手数料合計は2,625円にもなり、もしこの人がカードで買物を毎月のようにしたとしたら手数料だけでもさらに高額に。そして支払い期間もますます延びていきます。具体的な見直し策として、
①月々の支払い金額を増額
②余裕がある月にはこまめに支払い金額を増額
③残額を一括で支払う

という努力でなるべく早く残額をゼロにすることをお勧めします。

ここでご紹介した二つは削減効果の高いものです。まずは無意識に容認している支出をつかんで、合理的なカットを試みましょう。いずれも関連先への問合せはしっかりと。

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